雀入門

(中級)
相手の捨て牌から待ちを読む

スジ、壁

スジとは?

最終形が両面待ちの場合、「23、34、45、56、67、78」となり、待ちの形が必ず、
「1-4-7」、「2-5-8」、「3-6-9」の三種類に分かれます。

1-4-7 イースーチーと呼びます。最終聴牌系が23の場合は、1-4待ちなので、イースー待ち、56の場合は、4-7なのでスッチー待ちと呼びます。
2-5-8 リャンウッパーと呼びます。最終聴牌系が67の場合は、5-8待ちなので、ウッパー待ち。34待ちの場合は、2-5なのでリャンウー待ちと呼びます。
3-6-9 サブローキューと呼びます。最終聴牌系が45の場合は、3-6なのでサブロー待ち、78の場合は6-9なので、ローキュー待ちと呼びます。

麻雀牌4枚ずつしかありませんので、たとえば上記スジ待ちで、最終形が6-9待ちとなっているためには、手配に78が必要です(シャボや変則待ち除く)。
しかし、捨て牌や手牌で8が4枚共見えている場合、リーチ者が78を持っている確率は0%となるため、少なくとも9は安全である確率が高い。

コレを壁といいます。

壁は様々な場面で使用できます。リーチ者の捨て牌に8があり、捨て牌と手牌で4が全部見えている場合は、2-5の待ちの確率は低いとなります。

ただし、気をつけなければならないのは、壁は基本両面系のみに使える技術であり、シャボ待ちやカンペンチャンや、変則待ちの場合には役に立ちません。
リーチ者の捨て牌だけで、待ちを判断するのは非常に難しいので、相手のスタイルや場の状況や捨て牌をしっかりみて判断する事をおすすめします。

またぎ筋とは

捨て牌の”またぎ”のスジの事を言います、つまり、捨て牌に があれば、
がまたぎ筋となります。

タンピン系の面子構成で、立直時に、 からの 切り立直の場合、
のスジは立直牌のまたぎだから危ない、等と言われる事があります。

これに関しても、スジや壁と同じで状況に応じて使い分ける必要があります。

立直牌の直前の捨て牌が、場に3枚切れの字牌等で、次巡ツモで手出しの立直等だった場合、宣言牌のマタギ筋は危険とみられがちですが、実際には、くっつき聴牌や、空切り立直・入れ替え立直など様々な可能性があるので、打ち手のスタイルや場の状況等との総合的な判断が必要となります。

間4軒

捨て牌が、 立直などとなっている場合、
注目すべき点としては の切りとなります。

立直者の手牌の中で、 となっていて、他で3面子が確保されていれば
を切りますよね、そうすると 待ちが出来ます。

3と8の間(4567)の4つの事を間4軒と言い、捨て牌の間4軒を読みの材料として使う場合があります。

間4軒を読みの材料として使う場合は、相手方の捨て牌時の”手出し””ツモ切り”を良く見る必要があります。

38が比較的近い順目で、両方手出しで捨てられている状態等あれば4-7のスジは危険と思いますが、
序盤に がツモ切りで、10順離れて 手出し立直等の場合は、むしろマタギ筋である
の方が危険に見えます。

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