雀入門

流し満貫

ナガシマンガン

翻数
満貫扱い

成立時は親12,000点・子8,000点の満貫として扱います。

鳴き
鳴かれると不成立

自分の捨て牌がチー・ポン・カンされた時点で流し満貫は消滅します。

難易度

手牌構成・他家の鳴き・流局到達の3条件を同時に満たす必要があり成立頻度は低めです。

流し満貫とは

流し満貫の捨て牌例

流し満貫(ナガシマンガン)は、流局した時点で自分の捨て牌がすべて1・9・字牌で構成され、さらにその捨て牌が他家から一度も鳴かれていない場合に成立する特殊な役です。

成立時は満貫扱いとなり、親12,000点・子8,000点で計算します。通常の手役のように手牌完成で和了する役ではなく、「捨て牌の内容」と「局の終わり方」で成立が決まる点が最大の特徴です。

見た目以上に条件が厳しく、終盤まで誰にも鳴かれず、さらに誰も和了せず流局まで到達する必要があります。実戦では頻度が低く、成立すると印象に残りやすい役です。

流し満貫は「捨て牌で作る役」です。手牌価値だけでなく、他家の鳴き傾向と局進行まで含めて判断する必要があります。

条件と手牌例

  • 流局時に、自分の捨て牌が1・9・字牌のみで構成されていること。
  • その捨て牌が、局中に一度もチー・ポン・カンされていないこと。
  • 誰かが和了した場合は不成立。必ず流局で終わる必要があります。
  • 成立時の点数は満貫固定(親12,000点・子8,000点)として扱うのが一般的です。
流し満貫の条件例

特に難しいのは「鳴かれないこと」です。字牌や端牌は他家にポン・チーされやすく、条件を満たしていても1回鳴かれた瞬間に流し満貫は消えます。終盤ほど他家の副露判断が増えるため、成立難度はさらに上がります。

実戦では最初から固定で狙うより、手が進まない局で結果的に捨て牌が1・9・字牌に寄り、なおかつ場況的に鳴かれにくいときに狙いへ切り替える方が現実的です。相手視点でも、流し満貫気配が見えたら鳴いて阻止する判断が有効です。

【流し満貫】動画

狙いどころ

流し満貫は常に狙う役ではなく、手牌進行が遅い局で副次的に見える選択肢です。成立率よりも局収支と放銃回避のバランスを優先して判断します。

  • 中張牌の価値が薄く、安全寄りに打てる局面でのみ検討する。
  • 他家が副露しやすい巡目・手牌状況なら、成立期待を下げて通常進行に戻す。
  • 終盤に条件が揃っているなら、鳴かれにくい牌選択と守備を優先する。
成立を急ぎすぎると手組みが崩れて逆効果です。流し満貫は「狙えるときだけ狙う」切り替え型の役として扱いましょう。

関連する判断

中盤の方針転換

通常手から流し満貫狙いへ切り替えるかどうかは、中盤の受け入れ枚数と他家速度で決めるのが基本です。

鳴き阻止の読み

字牌や端牌は鳴かれやすいため、場に見えている枚数と他家の仕掛け傾向を読んで成立率を見積もります。

守備優先の維持

成立条件を追うほど手牌効率は落ちるため、放銃回避を最優先にして押し引きを調整する必要があります。

流局前提の理解

和了発生で不成立になるため、局の終わり方まで含めて期待値を判断することが重要です。

よくある質問

途中で一度でも中張牌を切ったら成立しませんか?

成立しません。最終的な自分の捨て牌が全て1・9・字牌である必要があります。

自分の捨て牌が鳴かれた後に条件を戻せますか?

戻せません。チー・ポン・カンされた時点で流し満貫は不成立です。

流し満貫は4飜として計算しますか?

一般的には4飜計算ではなく、満貫固定(親12,000点・子8,000点)として扱います。

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